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アウトドア愛好家から誕生したノローナ

ノローナ ノローナはアウトドア用品のセレクトショップなどで扱われている、ノルウェー発のアウトドアメーカーです。デザインが洗練されていてオシャレなものが多いため、デザイン性を高く重視する人が多く集まる原宿などで扱われているようです。

このメーカーの注目ポイントは、創設者もアウトドアを愛する人物だったということ。自身の経験で培われた、まさにかゆい所に手が届く機能を兼ね備えたウェアで人気を集めています。

創設者のつよい思いで誕生したノローナ

ノローナは1929年、ノルウェー人でアウトドア愛好家のヨルゲン・ヨルゲンセン氏によって誕生しました。もともとノルウェーは自然環境が厳しい地域だったため、それまで販売されていたアウトドア用品では耐久性も機能性も不十分なものが多かったようです。そこでヨルゲン氏は、ノルウェーの厳しい環境でも使えるような耐久性の高いウェアや道具の開発をはじめました。

最初はレザーのストラップやキャンバス地のバックパック、コットンのウェアなどのシンプルな開発からスタート。のちに、「最高の技術を追求し、究極のパフォーマンスを発揮する製品を世に送りだすこと」をブランドの哲学と定め、その意思は現在でも継承されています。

ノローナの魅力はひたすらなまでの職人気質

ノローナの魅力は、哲学にもあるような、品質の追求を怠らない点です。職人の手作業にこだわり、どんなに動き回ったときでも不快感を感じさせない工夫や、新素材の開発に余念がありません。

そのひとつがゴアテックスを凌駕するとも言われている、dri1(ドライワン)」で、ノローナが独自開発した素材です。通常防水透湿性素材は防水性を高めるため、3層構造が多いのですが、あえて2.5層構造となっています。これはノルウェーの気候が1年中雨が少ないという特徴があるためなんだとか。ノルウェーで使用するには防水性よりも、激しい動きでウェアの中にたまった熱や湿気を素早く逃がす機能に長けた製品がより重要と考え、開発されたのだそうです。

2.5層のため防水性は多少劣るものの、透湿性は世界中のメーカーと比べても一二を争う品質の高さです。また、熱や湿気をよりすばやく逃がすため、ウェアの多くには非常に大きな「ピットジップ」が設けられています。ピットジップとは開けることでよりすばやく熱を外に排出することができるジッパーのこと。普通は脇の下から長くても腰辺りまでですが、ノローナの製品は裾近くまで伸びるほど大きく設計されています。

透湿性にこだわる点も、創設者の「ノルウェーでも使用できる」という思いが継承されている証拠。あくまでノルウェーにこだわる点は、製品のシリーズの名称にノルウェーの町の名前がつけられていることからも見てとれます。

ノローナはとにかく手に入りにくい

ノローナの特徴のひとつとしてよくあがるのは、高価かつ取り扱っている店舗が少ないということもあげられます。ブランドのよさを維持するため、大量生産は行わず、大型量販店では販売しない方針を貫いています。そのため日本では渋谷区神宮前にある「FULLMARKS 原宿店」が直営店として販売しているほかは、一部のセレクトショップのみでの販売です。

ちなみにこの直営店、80歳でエベレスト登頂を果たした三浦氏の登山隊長も務めた倉岡裕之氏が訪れることもあるのだそうです。登山家の最高峰を極めた人物も愛用するという点からも、ノローナのこだわりや品質のよさは見てとれますね。

また、現在ではインターネットが普及し、ネットでの個人輸入も可能になったため、以前よりはかなり手に入りやすくなりました。アメリカのBackcountry.comというサイトであれば日本では未発売の製品も取り扱っているうえ、タイミングが合えばセール中の製品を定価より安く購入できます。ただ、為替によって大きく価格が変動してしまうデメリットもありますのでタイミングが難しいですね。

いかがでしたでしょうか。大量生産の安い製品が多い現在でも、職人の手作りにこだわるノローナはたくさんの魅力にあふれたブランドですね。ですが、価格はどれも高価なものばかり。職人の手作りですから値が張るのは当然ですが、それでもなかなか手が出にくい代物ばかりです。dri1素材が使われている薄手のジャケットでも3万円、ダウンジャケットでは6万円をくだりません。

ですが、アウトドア経験者ならではのノウハウがつまった製品は、価格以上の価値があるものばかりです。北欧ならではの鮮やかな色使いや洗練されたデザインも本当に素敵ですので、ぜひ実際に手に取ってよさを実感してみてください。