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世界最古の歴史を誇るマムート

マムート 登山のスキルがあがってくると、だんだん気になってくる道具やウェア。もっと質がいいものを、もっといいブランドを、と次から次へと欲が出てきてしまいます。そんな方にぜひ知っておいてほしいのが、数あるアウトドア用品メーカーの中で最古参ともいえる、Mammut(マムート)です。

日本ではあまり流通していないため知る人ぞ知るメーカーですが、歴史の長さに裏打ちされた、確かな製品を販売しているため、世界各国にファンも多いのだそうです。そんな、知られざるマムートの歴史を掘り下げてみます。

創業は1862年、ロープ製造会社として誕生

マムートは1862年に、農業ロープの製造会社としてカスパー・タナーによってスイスに誕生しました。その後、登山用ロープを手掛けたことからウェアなどのアウトドア用品全般も扱うようになり、現在に至ります。

しかしウェアなどのアウトドア用品全般を扱うようになったのはここ数十年のことで、実のところはほとんどをロープ一筋を貫いてきたメーカーなんだそうです。そのため、クライミングなどに使用される登山ロープについての品質は、世界でも指折りです。フリークライミングのジャパンツアーでも使用されたほどの良品ですので、プロのクライマーも愛用者が多いようですよ。

ほかにもハードシェルのようなウェアや靴、ザックも製造、販売しています。値段は全体的に高め。レインスーツは上下セットで4万円以上します。安価な国産メーカーであるモンベルと比べると、なんと倍以上も値段が違います。しかし、マッターホルンなどの厳しい環境で使用することを想定して作られているため、性能はパーフェクトに近いです。

性能は抜群、しかし日本人には…?

ハードなクライミングにも対応できるような、高性能の製品ばかりが並ぶマムートのウェア類ですが、なぜか日本での知名度はあまり高くないのが現状です。冬のアルプスなどでアイスクライミングを好む人たちの間ではモンベル、ノースフェイスに続く人気メーカーのようですが、まだまだ一般レベルに浸透しているとは言いにくいですね。

そこには、海外メーカーならではの理由が隠れていました。実際にマムートのウェアを着用した人の意見として圧倒的に多いのが、サイズが合わないということ。外国人特有の長身で手足が長いという基準で作られているため、小柄で手足が短い日本人には合わないようです。更にタイトな作りになっているため、痩せ型でないと着用はかなり難しいのも、普及しない大きな要因となっているそうですよ。

裾上げをすれば問題ないのでしょうが、ただでさえ値の張るウェアに、さらにお金をかけるぐらいならば少し安めのメーカーのを購入する、という傾向が強いということなのでしょう。確かに趣味の範囲内で登山を楽しむのなら、あえて本格派のマムートを選ばなくても機能に不足はないのも事実です。

日本人には合わない…しかしブランド力は一級

唯一の欠点が致命的ではあるものの、やはり世界屈指のメーカーともなれば、そのブランドのもつ魅力は相当なものです。クライマーが多く集まる場所は別として、初心者も多いような山で着ていれば、かなりの注目を集めることでしょう。マムートといえば、高級メーカーの代名詞ともなっていますので、一目置かれることは間違いありません。デザインもシンプルながら洗練されたものばかりなので、安価なメーカーのものとは違うワンランク上の雰囲気を出すことができます。登山スキルも身に付き、もう少しいいウェアを求める人にとっては最適なメーカーと言えますね。

マムートを着るためには裾上げも大事ですが肝心なのはダイエットです。タイトな作りのウェアは、メタボ体型ではまず着ることはできません。ダイエットもかねて登山を始めたような人は、マムートのウェアを着ることを目標に励んでみると、よりいい結果が出るかもしれませんね。