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遭難対策もスマート化を

遭難対策もスマート化 様々ハイテク機器の進化は、目を見張るものがありますね。10年ほど前ならば考えられなかったような便利な機能が、たくさん出てきています。

そこで遭難対策にも、そうしたハイテク機器を取り入れてみてはいかがでしょうか。荷物を軽量化できるうえ、知識や経験不足を補うこともできるはずです。

スマホがあれば、地図がなくても登山ができる!?

今や携帯といえばスマホの時代となりましたが、登山でも活用できるようになりました。少し前なら登山に携帯電話は持っていったとしても電波が入らず、役に立たない代物でしたが現在では圏外でも利用できる機能を持ったアプリがたくさん出ています。

例えば登山用に開発されたGPSを利用した地図アプリ。アップルが運営しているアプリストア、アップストアで人気なのは「DIY GPS」というアプリです。DIYという言葉の通り、アプリ自体に地図がインストールされているわけではなく、自分自身で山の地図を作り、それをもとに登山を楽しむアプリです。

そのため自分で山の地図を入れる、という手間はありますがパソコンと「カミシール3D」、「DropBox(ドロップボックス)」という3つがあれば、あっという間に作成できます。カミシール3Dはパソコン用の山地図のソフトです。5万分の1、2万5千分の1の地形図を表示したり、標高による地形図の色分けができたり。さらに2つの地点の標高差や距離、推定時間も計測してくれる優れものです。そしてドロップボックスはデータ共有アプリ。写真やエクセル、ワードなどのファイルなど様々なデータをネット上に作られたフォルダを通して共有することができます。

これらを利用し、カシミールで地図を切り取り、ドロップボックスで共有。それをDIY GPSにインポートすれば、地図が完成します。自分で地図を作らなければならない手間はあるものの、登山者にとても人気のアプリ。GPSと連動させれば、詳細な現在地が確認できることから重宝されているようです。また自分で地図を作る、という新しい楽しみ方ができるところも魅力みたいですね。

またスマホ以外にも、ポータブルGPSなどを持って登山に出掛ける人が最近増えているようです。コンパスと地図で現在地の確認に四苦八苦していた人も、GPSがあれば一発で確認ができますね。

コンパスと地図は持っていかなくてもいい?

GPSがあれば、コンパスと地図を使う機会は確かに減ります。だからといって、持っていかないというのは避けましょう。確かに最近のGPSは以前よりも性能があがり、誤差も少なくなってきました。ただ完全に誤差がなくなったわけではありません。

とくに山の場合、稜線を1本間違えただけでも山岳事故につながる可能性があるため誤差は命取り。そのため大事なときは、確実な現在地を確認するため地図とコンパスは必須です。GPSはあくまで濃霧などで現在地の確認が困難なときなど、補助的なツールとして使うのがおすすめ。電子機器ということから、バッテリー切れや故障がそのときに起きないということではありませんからね。

便利な機能を持ったハイテク機器を登山に取り入れるのは、とても素敵なことです。遭難し、地図とコンパスで現在地の確認が簡単にできないときなどは大いに役立ってくれます。ただ便利ばかりに頼り過ぎてしまうと、それが遭難を招く可能性もありますので上手に取り入れるようにしましょう。アナログとハイテクをうまく使いこなす人こそ、本当にスマートな登山者といえるのかもしれませんね。