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阿蘇のカルデラと阿蘇五岳を登山!

阿蘇のカルデラ 阿蘇山は熊本県にある九州地方のほぼ中央に位置する山です。この場所の特徴は何と言っても巨大なカルデラです。実は阿蘇山という名称を持つ山自体はなく、阿蘇のカルデラとその中央にある中岳、高岳、根子岳、烏帽子岳、杵島岳の阿蘇五岳と呼ばれる5つの山の総称を阿蘇山と呼んでいます。

大規模噴火が起きた阿蘇山

現在も活動を続ける阿蘇山は現在わかっているだけでも600万年前から活動していました。特に阿蘇を現在の形にした約27万年前から9万年前の噴火が特に大規模で、その中でも9万年前の噴火は破局噴火と呼ばれる火砕流が九州の半分を覆って山口県に到達するほどの噴火を起こしました。その際の火山灰は北海道まで流れたのが確認されています。

阿蘇五岳の一つ、根子岳がその際の噴火で唯一残され、特徴的なギザギザ頭はその時にできたと考えられています。現在の火口はその後の噴火によって生まれ、北を阿蘇谷、南を南郷谷と呼ぶ地域に分かれさせました。現在も噴火活動を続けていますが、車で火口まで行けいるように整備されており、火口を間近で見ることのできる火山として有名です。しかし火山の活動が活発になると火山性のガスがでるため入山規制が行われる場合もあります。

南郷谷の登山道

南郷谷側の登山道は複数あります。特に垂玉、湯の谷ルートから登る烏帽子岳登山は比較的難易度も低く、登山にはもってこいです。登山の途中では阿蘇山の観光地の一つ、草千里にも立ち寄る事ができます。形が複雑で険しい根子岳も南郷谷側からなら比較的緩やかに登山が可能です。ただし、根子岳から高岳方面の縦走は非常に危険なルートになるので行くことはできません。

阿蘇五岳以外の登山が行える場所で南外輪山縦走コースがあります。こちらは阿蘇のカルデラが作った南外輪山の尾根伝いを歩くルートになります。アップダウンも激しく、距離もありますので区切って行う人もいればテントを持ち込む人もいます。全行程は1泊2日程度で、阿蘇の登山では難易度は高めです。これら、南郷谷側の登山では南郷谷を一望することができ、烏帽子岳登山では有明海や雲仙普賢岳を見ることもできます。

阿蘇谷の登山道

阿蘇谷側で特に有名な登山道が仙酔峡登山道です。この登山は仙酔峡の尾根筋を登り、高岳に入り中岳そして中岳火口に行くのが基本的ルートになります。こちらのルートは火山活動の影響もあってあまり背の高い木がなく、足元も溶岩の石だらけなので歩きにくいルートと言えます。高岳に入ると比較的歩きやすくなります。登るのに一苦労な仙酔峡の登山道ですがこのルートの見どころは何と言ってもミヤマキリシマという花の群生地なところです。5月の下旬になるとこのあたり一帯は緑の草原にピンクの花が咲き乱れます。これを目当てにたくさんの観光客がやってきます。ミヤマキリシマという以外にも阿蘇谷の広大な田んぼを一望できるオススメのルートです。

阿蘇山は阿蘇五岳の登山から外輪山の登山と難易度もロケーションも様々で、登山にはもってこいの場所です。火口まで車で行けるのも魅力的なポイントの一つです。ただし、平成28年に起きた熊本地震で登山道の一部は通行できない場所もあります。登山に望む際にはしっかり確認しましょう。また先に説明したように阿蘇山は現在も活動する生きた火山です。火山性ガスが多い日もありますので登山の際には必ず入山規制がかかっていないか、確認しましょう。