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隠れた人気の、青梅市御岳山

青梅市御岳山 東京にある山といえば、やはり誰しもが高尾山を思い浮かべるでしょう。しかし東京の山は、高尾山だけではありません。青梅市にだってあるんです。青梅市にあるのは、御岳山(みたけさん)と呼ばれる山。標高は929メートルと低めではありますが、山岳信仰の対象となっているとても由緒ある山なのです。

ちなみに御岳山とよく間違われるのが、岐阜にある御嶽山(おんたけさん)。字面がとても似ているうえ、発音も「みたけさん」と「おんたけさん」で似ているためよく間違われるそうです。ただ東京の青梅にあるのは「みたけさん」ですのでしっかり覚えておいてください。

神社のある、信仰山

御岳山は先ほども紹介した通り、古くから山岳信仰の対象となった山でした。それは現在でも根強く残っており、その象徴ともいえるのが山頂にある武蔵御岳神社。山の頂上にある、何とも一風変わった神社です。奈良時代にはすでに創建されていたとされ、徳川家康や5代将軍綱吉との関わりも深い神社です。こうしたことから武蔵、相模を中心に古くから信仰されており、現在でも元旦には初日の出を見るため、多くの参拝客が足を運びます。

さらに今では少し珍しくなりましたが、武蔵御岳神社では滝行体験が可能です。「胆力と剛健さ」を身につけるため、滝行や山駆けなどを体験できるのだとか。神社に一泊し、とことん精神修行を行うことができます。日頃の生活でストレスが溜まっている人、自分に喝を入れたい人など試しに挑戦してみてはいかがでしょうか。ちなみに山駆けとは、山を駆けるということで登山のことですね。僧侶たちの精神修行なのか体力をつけるためなのか、どちらにせよ修行のひとつとして古くから登山が採用されていたようです。

ちなみに登山とあわせて参拝するならば、ケーブルカーの滝本駅の登山口から行くのがおすすめ。比較的登山時間が少なく、初心者でも気軽にチャレンジできるルートでしょう。ただ1時間ほどの短い間に500メートルも登らなくてはいけないため、傾斜はとてもきつい道となっています。舗装されているため、安定した足場ですが初心者にはそれなりにキツイ登山になるかもしれませんね。ですが都会にはない森林のにおいや澄んだ空気のなかを歩くと、疲れはしますがきっとリフレッシュできるでしょう。

宿坊に宿泊するのも楽しみのひとつ

古くから山岳信仰の対象として、多くの参拝客が訪れていた御岳山には現在でも宿坊が多く存在しています。宿坊とは本来、僧侶や参拝客を寺院に宿泊させたことがきっかけで作られたものです。もともとは巡礼などで参拝に来た僧侶のためだけのものでしたが、江戸時代に入り一般の参拝客も宿泊できるようになり、現在の御岳山周辺ではほぼ旅館のような雰囲気になっています。

そのため参拝客でなくとも、誰でも気軽に宿泊が可能です。もちろん御岳山登山を楽しんだ人でもOK。どの宿坊も歴史が古く、なかには川合玉堂や吉川栄治といった文化人に愛された宿坊も存在し、ゆかりの美術品を展示していたりもします。と思ったらいかにも民宿、といった親しみのある雰囲気が残る宿坊もあり、バリエーションはとても豊富。ゆっくりとくつろげることは間違いないでしょう。

東京の山といえば高尾山。東京にはそれ以外山はないと県外の人たちには思われていますが、実はとても由緒ある山がもうひとつ、東京には存在します。最近は登山ブームも相まって、気軽に登山ができる山として人気も高まっているようです。中高年のグループが大きなザックを担いで登山道に入っていく姿もよく見られます。登山を試してみたいけど、そのためにわざわざ遠方まで行くのは面倒だ、という人はぜひ都内で登山にチャレンジしてみてください。