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3000m超えの最北端の山、立山

立山 立山は富山県にある日本で3000mを超える山の最北端に位置する山です。標高は大汝山の3015mで日本に数少ない氷河が現存する山でもあります。

この山の登山は古くから行われており、現在では標高2450mまでバスで行くことのできるとい登山が手軽にできる山でもあります。

古くからの山岳信仰の山

立山の歴史は古く、701年に開山されたと伝わっています。平安時代には歌人、大伴家持の歌にも読まれ、地獄があると修験者の間で知られるようになります。これは現在の地獄谷のことです。平安時代の江戸時代には立山信仰が盛んになり加賀藩によって参拝所が整備され、国境警備と木材の管理のために奥山廻りという役職も作られ登山が行われていました。

この他にも周辺の村では成人儀礼として立山登山が行われる風習があったそうです。1963年には「黒部の太陽」で有名な黒部川ダムが完成した事で立山黒部アルペンルートが完成し、多くの登山客が訪れるようになりました。

海外に紹介された山

立山には多くの外国人も登山に訪れます。明治維新直後にはイギリスの外交官のアーネスト・サトウによって登山が行われ立山に登頂しています。

その他にも日本アルプスの命名者でもあるウィリアム・ゴーランドによる登頂が行われ、イギリス人の牧師で多くの日本の山に登頂し本にまとめて紹介したことで有名なウォルター・ウェストンによって2度の登頂が行われています。現在では立山黒部アルペンルートは外国人にも人気の観光ルートとなっています。

立山登山のオススメルート

立山登山には2つのコースがあります。一つは立山連峰の一つ、室堂山の展望台を目指すコースです。こちらは往復約二時間弱のコースで、道中は石畳で整備されていますが、中間地点に入ると急勾配や険しい岩場も増えて来ます。頂上では立山カルデラなどの美しい自然を眺めることができます。道中では江戸時代の中頃に建てられた国の重要文化財にも「指定されている日本最古の山小屋や、真夏でも残る雪渓などがあります。

もう一つのコースは標高3003mの雄山に登るルートです。所要時間は往復4時間ほどで道中は室堂山ルートの用に石畳の登山道ですが山荘のある一ノ越以降は道が険しくなります。このルートでは立山信仰の痕跡を見ることができます。道中にある祓堂は下界と神域の境界にある小さな祠でかつてはこの場所で禊を行っていました。このような祠は一ノ越などで区切られており、雄山山頂には立山信仰の聖地、雄山神社があり、参拝料を払えばお祓いもできます。

立山登山の注意点

以上のような楽しみのある立山登山ですが、これだけの標高になると注意する点はたくさんあります。まず、2500m以上の標高になる立山は夏でも非常に寒くなります。急な天候の変化も予想されるので防寒具や雨具などは用意しておくといいでしょう。険しい道に入ると浮いた石などがたくさんありますので転倒や落石に注意してください。

また2400m以上の標高になると高山病も予想されます。事前に薬を飲むなり、発症したら無理せず山を降りるなりしましょう。ダイアモックスやデキサメタゾンなどの薬がありますので準備してきましょう。なおこの他にも男性の病気の一つ、EDの治療薬が高山病に効果があると言われています。このような薬は専門のクリニックで購入しましょう。

立山はバスで簡単に行くことのできる山です。この利点を活かして3000m級の山の登山を楽しんでください。